The SAMURAI Road Crew : 忌野清志郎(Kiyoshiro Imawano): Guitar Tech 山本キヨシ(Kiyoshi Yamamoto)

LINEで送る
Pocket

CROSS BRIDGEがお届けする日本のトップミュージシャンを支えるトップギターテクニシャンを紹介するYouTube番組「The SAMURAI Road Crew」。

第三回目は、忌野清志郎さんのギターテクニシャン、山本キヨシさんを紹介します。

今回は、忌野清志郎さんのプライベートスタジオ「ロックンロール研究所」よりお届けします。 20年近くギターテクニシャンとして欠かせない存在であった山本氏しか語ることのできない清志郎さんのエピソードを交えて、愛用していたギター、アンプ、エフェクターを紹介していきます。 そして、あの有名なマントショーのスーツでも登場してくれました。

The SAMURAI Road Crew :忌野清志郎(Kiyoshiro Imawano)

Guitar Tech: 山本キヨシ(Kiyoshi Yamamoto)

MC:ITSUKA

Videography:AUSTIN Studio

Powerd by CROSS BRIDGE

The SAMURAI Road Crew Kiyoshiro Imawano Gallery

previous arrow
next arrow
previous arrownext arrow
Slider

忌野清志郎、プライベートスタジオ「ロックンロール研究所」

忌野清志郎「ロックンロール研究所」
ライブ後に、このソファに座ってその日のライブを鑑賞

1994年に設立された清志郎氏のプライベートスタジオ「ロックンロール研究所」(通称:ロッ研)。主にレコーディングスタジオとして使用していたが、山本氏はそれ以外にもライブ終了後にその日のライブ映像をビールを飲みながら笑いながら鑑賞していたシーンをよく覚えているそうだ。清志郎氏にとってはくつろぎの場であった。

清志郎氏はギターを非常に大事にしていた。リハーサルのときはロッ研からギターを運んで、終わったらロッ研に戻すのが山本氏の一連の仕事だった。

提供 : Babys

山本氏はギターテクニシャンにとどまらず、清志郎氏のライブでは有名な見せ場でもあるマントショーにも登場して活躍していた。今回は特別にマントショーでの衣装に着替えて機材説明をしてくれた。

マントショーで着ていたスーツ

Gibson ES-340TD 1969

ラフィータフィーのときにエレキを常に持って歌っている時期があり、清志郎氏が当時乗っていたベンツと知り合いの方とで物々交換して手に入れたギター。手に入れたときから非常に状態が良く、未だにネックもいい状態を保っている。その時のツアーでは、このES-340がメインギターでアンプは80ワットのOrangeとの組み合わせだった。

Guild Bluesebird M-75 Late 1960’s

1981年に発売されたRCサクセションのアルバム「ブルー」のジャケットで清志郎氏が持っていたギター。このギターもエレキの中ではすごく好きな一本だった。

ピックガードには清志郎氏が貼ったであろうステッカーがちりばめられており、ギターの裏にはお客さんにみせるために自慢の息子さんの写真を貼ってあった。

ペグには、山本氏が初めてみたときからお守りが吊るしてあり、ヘッドにはいつも使用していたカラフルなアーニーボールのサムピックを引っかけてある。地味な黒やべっ甲色を引っかけるともっとカラフルなものをつけとけ!と清志郎氏に怒られたそうだ。

Fender Esquire

エレキの中で一番有名で清志郎氏も一番重要だと思っていたのではないかというFender Esquire。清志郎氏が自分でペイントしたようで、最初は色味がもっと明るかったが時間がたって落ち着いていい色になっている。このギターもRCサクセションのサポートも務めていた春日氏がロスで購入し、その後ブツブツ交換で清志郎氏の手に渡ったものである。ヘッドにはスティーヴ・クロッパーからもらったサインも清志郎氏的には自慢ポイントであった。

Fender El Rio

RCサクセション時代によく使用しており、タイマーズをやり始めた頃には、このEl Rioにマグネットピックアップを付けて使用していた。山本氏が清志郎氏と知り合った頃はよく使用していたが、だんだんと使わなくなり他のより生っぽいギターを使うようになっていった。しかし、あるとき山本氏が触ってみたら、清志郎氏が好きで使ってた意味がわかったそうだ。マーチンの感じではないが、エレアコとしての使いやすさという意味でも、清志郎氏が好きになる理由があるギターだ。

Santa Cruz D-790

清志郎氏が海外レコーディングに行った際に新品で購入してきたSanta Cruz。購入当時からすばらしくよく鳴るギターで、清志郎氏がガンガン弾いていたころはもっとよく鳴っていたが、鳴らしが減った近年はちょっとおとなしくなったようだ。それでも、非常に良いギターであることは間違いない。

清志郎氏はスパンコールのストラップを知り合いの方に作ってもらっていた。上は招き猫、下は柿本人麻呂の和歌が描かれている。

Orange AD15

続いて、レコーディングでのアンプセッティングを山本氏が紹介してくれた。ライブではOrangeの80ワットや120ワットをよく使用していたが、レコーディングではOrangeの15ワットを使用していた。清志郎氏がこだわりを持っていた電源ケーブルを使用するために、本来ビルトインタイプのヘッド部分を抜き出して逆さまにセッティングしている。

清志郎氏は、クリーンな角張ったサウンドは好まず、中域がすごく豊かなサウンドが好きだった。Orangeにはまったきっかけは、あるときタカギズホームで日本でこれ一台みたいな珍しい80ワットのOrangeを手に入れた。その後、Orangeをどんどん買い足していったそうだ。山本氏の印象としては、どれもサイズは違えどこの音が好きなんだなっていう感じで、色も派手で好きだったのだろう。

エフェクター

今回は足元の機材で、清志郎氏がお気に入りの3機種を紹介してくれた。一番右のワウは、使わないからあげると山本氏に一度プレゼントされたもので、その後、すごくいい音をしたので感想を伝えたところ、「じゃあ返して」と言われたものだ。その後、エレキを弾くときはずっと使っていた。 真ん中は Colorsound Overdriver。これは、派手な昔ながらの感じで太さが気に入ってよく使っていた。一番左のHARMON BOOSTERもタイプ的には似ているが、 ニュアンスがちょっと違っていてすごく好きだった。

山本キヨシ氏より最後にひとこと

小学校6年生のときに、なんかのきっかけで清志郎さんを好きになって、会えると思ってなくて、でも運よく会えて、会えたことから20年間御傍にいられてそれがすべていいことだなと思います。出会えてそれでよかったな。

これからの展望は、現場の仕事もやりつつみんなが集える場所というか音楽的な空間ができたらいいなと思っています。

LINEで送る
Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です