CROSS BRIDGEがお届けする日本のトップミュージシャンを支えるトップギターテクニシャンを紹介するYouTube番組「The SAMURAI Road Crew」。
第二回目は、佐橋佳幸さんのギターテクニシャン、須永敦氏(A2C)を紹介します。
記念すべき第一回目に続き、MC ITSUKAが山下達郎さんの全国ツアー“PERFORMANCE 2018”の中野サンプラザホールのステージ裏よりお届けします。このツアーで何十年ぶりかに佐橋氏のギターテクニシャンとしてまわっているという須永氏が紹介してくれたのは、メインで使用している64’ Fender Stratocaster Candy Apple Red、69’ Fender Stratocaster、PSYCHEDERHYTHMで製作したTelecaster 佐橋モデル、Rickenbacker 12弦 Tom Petty Limited Edition、エフェクター、そしてSHINOS製 SAHASHI MODEL”Blackbird50″のギターアンプ。過去の機材との違いやアームを外している理由など面白い話もして頂きました。
The SAMURAI Road Crew :佐橋佳幸(Yoshiyuki Sahashi)
Guitar Tech: 須永敦(Atsushi Sunaga)
MC:ITSUKA
Videography:AUSTIN Studio
Powerd by CROSS BRIDGE
The SAMURAI Road Crew Yoshiyuki Sahashi Gallery
64’ Fender Stratocaster Candy Apple Red
佐橋氏が、今回のツアーのメインで使用している「あか」と呼ばれている1964年のFender Stratocaster Candy Apple Red。古いものなので、ピックガードは新しくしてあり、フレットの打ち換えやピックアップのリワインドも行っている。佐橋氏はツアーの前にはメンテナンスを行うことが多いそうだ。
69’ Fender Stratocaster
次に紹介するのは「みどり」と呼んでいるFender Stratocaster。69年製のラージヘッドでカラーは珍しいオーシャンターコイズ。ギターソロのときにアームを使用するとチューニングが狂ってしまうので、今回はアームを取っているそうだ。特長としては、先ほど紹介した「あか」もこの「みどり」もハーフトーンを出すために5点セレクタースイッチにカスタマイズしている。
PSYCHEDERHYTHM Telecaster 佐橋モデル
PSYCHEDERHYTHMがCandy Apple Redを再現して製作したというTelecaster 佐橋モデル。今回はステージ上では使用していないが、楽屋で弾くために持ちまわっているそうだ。こちらも3つのピックアップと5点スイッチの作りになっている。
Rickenbacker 12弦 Tom Petty Limited Edition
Rickenbacker 12弦といえばジョージ・ハリスンやロジャー・マッギンが有名だが、佐橋氏が所有するのは、世界で1000本しか発売されていないRickenbacker 12弦 トム・ペティ リミテッド・エディション。須永がツアー前に磨いたそうで非常綺麗な状態のものだ。
使用エフェクターとサウンド
基本、佐橋氏はMXR ( エムエックスアール ) / M102 Dynacomp を常にオンにしている状態がノーマルのサウンドとなる。その他に今回のステージで使用している3種類のサウンド、BOSS ( ボス ) / CE-2W、Maxon Rotary Phaser PH-350、SHINOS製ギターアンプに内蔵されているトレモロを使用した場合も紹介。ワウペダル、ブースター、ソロ時に使用する歪、ディレイのエフェクター、これらでステージのすべての音が出せるそうだ。
【佐橋氏が使用しているエフェクター機材】
ERNIEBALL ( アーニーボール ) / VP JUNIOR 250K
PROVIDENCE ( プロヴィデンス ) / PEC-4V
MXR ( エムエックスアール ) / M102 Dynacomp
BOSS ( ボス ) / RE-20
ARC EFFECTS ( アークエフェクツ ) / KLONE V3
XOTIC ( エキゾティック ) / EP Booster エフェクター ブースター
JIM DUNLOP ( ジムダンロップ ) / GCB-95 CRYBABY WAH WAH
Maxon Rotary Phaser PH-350
BOSS ( ボス ) / CE-2W
ギターアンプ SHINOS製 SAHASHI MODEL”Blackbird50″
佐橋氏のためにSHINOSが作ったシグネチャーモデル。第一回で紹介した山下達郎氏と同じSHINOS製である。Fender Dual Showman Reverbをモチーフに製作されており、JENSEN ( ジェンセン ) / 12″” Blackbird 100 とCELESTION ( セレッション ) /12″” Classic Lead 80 の2種類のスピーカーが搭載されている。SHINOSの特長でもあるバイアス調整機能もついている。
JENSEN ( ジェンセン ) / 12″” Blackbird 100
CELESTION ( セレッション ) /12″” Classic Lead 80
須永よりギターテクニシャンになりたい方へメッセージ
すごく面白い楽しい職業だと思っているので、興味があったらやってみるのもいいかなと思います。単純に楽器や音楽が好きならやってみたらいいんじゃないかな。